住宅ローンというのはいわゆる借金でもあります。その為、住宅ローンの組み方を失敗すると後々苦労します。しかし、賢く住宅ローンを組むことで充実した生活を手に入れることができますので、住宅ローンの組み方のポイントをおさえておきましょう。
金額を計算する
住宅ローンは何を選ぶかよりも、まず始めに自分がいくらまでの金額なら住宅ローンを組めるのか計算することが大切です。
組んでも問題ない住宅ローンの金額を算出するには、「ライフプラン表」を作成することです。ライフプラン表を作成することで、収入に対しての支出の割合が明確になり、ゆとりある生活を送りながらの住宅ローン返済が可能になります。
その反面、ライフプラン表を作成しないと正確な数字が分からないので、適切な住宅ローンの選択ができなくなります。
返済期間を考える
以前までの考えだと利息が増えるので、住宅ローンの返済は早い方が得策とされていました。それは定年退職をすると収入が減り返済が難しくなること、住宅ローンを早く返済することで手元に残るお金を増やすことが目的でした。
しかし、実際はほとんどの方が住宅ローンは早めに完済したが、手元にお金はほとんど残っていないというケースが多くなっています。それよりも利回り(金利)で運用できる不動産を上手く運用し、住宅ローンはまだ残っているものの手元にお金が残っている方がお得です。
その為、住宅ローンの返済期間は長ければながいほどいいと言えます。
住宅ローンのタイプを選ぶ
返済期間が決まれば、次に住宅ローンのタイプを選びます。住宅ローンは変動金利・全期間固定金利・固定期間選択型・預金連動型の4つのタイプがあります。
住宅ローンのタイプを選ぶ際に、どの住宅ローンが最もお得なのかという視点で選ぶのは良くありません。全期間固定金利住宅ローンの場合は、計算を行えば返済金額はすぐ算出できます。
しかし、変動金利の住宅ローンの場合は、固定金利の金額よりも低いか高いかは返済終了後に分かります。つまり、固定がお得なのか変動の方がお得なのかで選んでも、その結果は返済終了後にしか分からないのです。固定・変動の特徴やメリット・デメリットを理解した上で、自身に合った住宅ローンをお選びください。